2022年5月22日に第34回マルちゃん杯中部少年柔道大会が三重県津市のサオリーナで開催されました.
コロナ禍で開催を見送っていたこの大会も3年ぶりの大会です.金沢出発前・到着後に抗原検査を行い,感染対策もしながらの遠征でした.
窪田柔道倶楽部からは,小学生チーム(6年生5名)と高尾台中男子チーム(窪田倶楽部からは3名)が出場しました.
小学生の部 ベスト16
1回戦:vs 菰野柔道教室(三重) 3-1
2回戦:vs 藤枝柔道倶楽部(静岡) 2-2 代表戦で勝利
3回戦:vs 羽島少年柔道団(岐阜) 1-3
中学生の部 2回戦敗退
1回戦:vs 南勢中学校(三重) 5-0
2回戦:vs 静岡学園中学校(静岡) 1-2
小学生は柔道を始めて1年程の選手が2人いる中で2戦勝利,健闘したと思います.いい試合でした.
試合の合間も先生と試合の振り返りをして,選手同士で声を掛け合う場面も多々あり,チームとしての成長を感じています.
中学生は優勝した大成中とも接戦を演じた静岡学園にあと1歩のところまで迫る熱戦を繰り広げてくれました.
序盤こそ対戦校の名前にひるむ場面もありましたが徐々に自分たちの力を発揮してくれたと思います.今回の試合で強豪校とも勝負できる実感が湧いたのではないでしょうか.
試合を頑張ることはもちろんですが,今回は選手にとっても指導者にとっても久々の遠征となりました.
小学生からは帰り道で「友達と長い時間を過ごしたり一緒にご飯を食べたりできて楽しかった」や「大きな大会で緊張した」など普段感じることのできない刺激を受けたようです.
普段は車移動の間DVDを見たりしますがそんな必要もないくらい仲良く話し倒していました.
そして,仲が深まったと感じた旅のエピソードをひとつ
初日の晩御飯のこと.
ホテル近くのなか卯で夕食.それぞれ自分のお腹の減り具合と相談しながらメニューを選択します.
店員さんが順番に運んできますが,A君が注文したカツカレーがB君席へ.
席が少し離れていたため誰も気づかないままB君の席にA君の頼んだかつ丼が運ばれました.
そこで初めて「俺の頼んだやつは!?かつ丼頼んでない」となり,間違えて食べてしまったA君も固まってしまいます.
本来食べたかったものが食べられなかったB君ですが,「まあ俺かつ丼も好きだし」と言って食べ始めます.
ほんの少しの気遣いですがすごく大事な一言だと感じました.
咄嗟に出たこの優しさも日頃道場で関わっているからこそ出るものだと思いますし,選手間でそんな関係が築けていることが垣間見れて安心しました.
挙げればきりがないですが,久々の遠征を通して選手たちは大きく成長できたと思います.
選手のみんなは今回の経験を部員に伝えて,さらにいい練習を積み重ねていきましょう.
今回遠征が無事できたこと,大会に参加できたことに感謝しています.本当にありがとうございました.
窪田柔道倶楽部